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大家(貸主)の無断立ち入り

日常業務
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それは緊急?賃貸オーナーの入室

 

はじめに

こんにちはーーー!!キケンジです!(^_-)-☆

もう~真夏日のような日々が続きますね!

日中の外回り、空調無しでの面談、本当に汗が止まりません💦

ここ数年、早めに夏の暑さが到来していますね。🌞

10月11月でも、半そでで良いかもといった日が続き、昭和初期の気温からすると、結構な異常気象となっていますね。科学が発達し、便利になる一方で、自然の仕組みを脅かしたツケが廻ってきているかと思います。

日の出とともに行動し、日没とともに床に就く。そんな昔ながらの生活が、自然にも人間にもベストコンディションなのかもしれないですね。

私もそろそろアラフィフ。体がいう事聞かなくなってきている今、自然の摂理に従っていきたいと思います。(*^-^*)

勝手に入室する大家

ときどきいらっしゃいます。

こんな大家さん(賃貸オーナー)。

キケンジさん!

大家さんが勝手に入ってきて困るんです!

営業中なので、非常に困ります!!

最悪、営業妨害で訴えますよ!?

面倒見の良い大家さん、

保有するオフィスビルの一室が入居し、テナントさん費用負担で工事を新装工事をしている際も、「ここはあ~だよ」「そこはあ~だよ」と、親切心から色々と伝えるようなのですが、業者からすると、「都度来られて仕事が止まるよ💦」と苦言が…。

無事、開業したのちも、まるで自分が事業オーナーのように、「うまくいってるかな!?うんうん…。」と、勝手に入室し、中の様子をちょくちょく伺いにくることがあるようです。

大家さん、

キケンジです。

契約期間は始まっており、占有権は借主さんがお持ちなので、

◯◯さんが勝手に入っちゃダメなんですよ!

下手したら、賠償責任を問われ、裁判になったら負けますよ!

えっ!そうなの??

でも、なにか困った事があったらと思って、顔を出しているのよ。

迷惑なのかね~!?

お気持ちは非常に有難いのですが、◯◯さんが、訴えられてもいけませんので。

ここは、我慢してください。

親切心もあまり度が過ぎると、「親切の押し売り」になってしまい、「ありがた迷惑」というものです。

遂には、自身の身を滅ぼしかねません。

契約後の借主のスペース(専有部分)には、勝手に入らないでくださいね。(;^_^A

不在時の入室

同様に、賃貸物件を所持していると、どうしても緊急の類で入室する際があります。

安否確認、消防設備点検時の器具点検、その他、色々とありますが、ここも注意が必要です。

① 親族や職場の方から、連絡が取れないので、鍵を開けてほしいと、解錠依頼を受けても、おいそれと開けてしまわないようにしましょう。

 契約者本人と連絡がつかなければ、必ず保証人さんやご家族などの同意を受けたうえで解錠しましょう。また、その際は、警察に連絡して立ち会っていただきましょう。

もし室内で事件や事故、お亡くなりになっていたりすると、鍵を開けたあとの第一発見者になっていまいがちです。そうなると、長い長い調書をとらされることになり、「ちょっと署までご同行を!!」なんて、かなりの手間暇をとられかねません。

鍵だけあけて扉を開き、立ち合いの警察官に、「どうぞ!どうぞ!!」と、ダチョウ俱楽部なみに、進路を譲りましょう!

変な親切心や老婆心を出してはいけません。

万が一、変わり果てた入居者を見て悲しむ大家さんより、上記のように一発ギャグでもかました方が、入居者さんも「クスっ」と笑ってくれるかもしれまんせん。

明るく前向きに行きましょう。

訴訟社会

② 恒例の消防設備点検は、室内の器具点検で入室しなければなりません。

しかし現代は、「男は黙って仕事!家族のために稼いで帰る!女は黙って家を守る!」など昭和初期のように、日中に在宅者がいるとは限りません。

共働き世帯、ひとり親、夜の仕事のため日中はお休みになられていたりと、皆さんのスケジュールが同一でなく、在宅であることが少ないことが多いです。

賃貸借契約書に、≪貸主は緊急時や上記のような設備維持のために修繕のためには、入室が出来る≫ような文言が入っていたとしても、いざ裁判になると、結局負けるのは、貸主側です。

私も、点検の告知を幾度もしたうえで、消防設備点検を行い、不在の場合、管理者(所有者)立ち会いのもと入室する内容を告知しても、「そんなもの見てない!!」と突っぱねられれば、裁判で勝ち目はありません。

消費者契約法も、本来の立法者の想いとは違い、過大解釈や誇大解釈をされ、異常な過剰請求の保護へと繋がっています。

個人情報保護法も、同じ感じですね。

情報漏洩ひとつとっても、どんな大きな会社も一夜で潰される、そんな時代となりました。

「わしのアパートじゃ!!全部屋チェックしとかにゃ、気が済まん!!(# ゚Д゚)」

お気持ちは分かりますが、やれることには限界があります。

あとで大きなしっぺ返しが有る事を覚えておきましょう。

 

まとめ

そもそも、「人の部屋に勝手に入るな」という事ですね。

お部屋を貸した時点で、他人様の所有になりますから、例えばそこをマスターキーなどで勝手に開けて、入室してしまうということは、とある不動産会社の営業マンが、預かりの鍵で入室し、女性に暴行をしたあの事件と、やっている事は変わりません。

「自分がオーナー」「親切心」「賃貸管理」

といった三つのワードは、大家さんが勝手に入室してもよいと思いがちな、危険な言葉でもあるかも知れません。

賃貸管理のためといいつつ、承諾も得ずに勝手に開ければ、「不法侵入」などの犯罪行為に他なりません。

気を付けていきましょう!

それでは、また!!!

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この記事を書いた人
キケンジ(kikenji)

自称農家🥬シールド工法・推進工法で、日本全国津々浦々廻り、2004年に不動産業界へ転身。日本では珍しい、CPM®(米国公認不動産経営管理士)とCCIM(米国公認商業不動産投資顧問)のダブルライセンス所持。質が高く倫理に即した、アセットマネジメント&プロパティマネジメントを提供する。
晩酌のあてに、焼き鳥とコイワシの天ぷらをこよなく愛する…。( *˙ω˙*)و グッ!🍶

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