↑ ↑ ↑ ☆応援クリックお願いします(*‘∀‘)
ここ数年、1年に一度のペースで相談に来られるお客様がいらっしゃいます。
サザエさんでいうマスオさん的立場の方なのですが、
奥さんのご両親所有の土地活用でのお話で、ご相談に参られます。
郊外の近隣商業地域にある、500坪程度の農地。
ハウスメーカーや医療法人、幼稚園の学舎や不動産業者の建売用地の提案など
いろいろと話しがあったようですが、なにぶん奥様の親御さんの名義。
なかなか話が前に進まず停滞していたのですが、
このほど義父にあたる方がご逝去され、相続発生とともに相談希望がありました。
週末に面談予定だったのですが、相続人かつ所有者であるお義母様が、
不動産業者と専属専任媒介契約を結んでしまい、いきなりストップ。
マスオさん、最終的にはご自身夫婦の持ち物になるのでと、
二次三次相続を見据え、熱心にきていただけたのですが、
残念ながらマスオさん的立場がネックになります。
業務的には事が起きた状態ではありませんので、なかなか深入りしずらいところですが、
一生懸命に相談事を持ち掛けれらると、人として蔑ろにはできません。
気になるのは「専属専任媒介契約」です。
私たちの場合、自己発見取引ができるよう、あえて「専任媒介契約」にとどめます。
専属専任媒介契約を相当にプッシュしてくるとは、
囲い込みからの最終的に安く叩き買われるといった、
あるあるケースが浮かび上がってきます。
う~~ん・・・。
不動産売買って、正直者には厳しいですね。
業者側の私たちからしても、
儲からないものを儲からないと言えば売れません。
「じゃあ貴方だったらこの物件買いますか?」
と言われれば、分析によって数値が出ていますから、
正直うんとは言えないのが本音のところです。
全部が全部、そういう人ばかりではないと思いますが、
倫理と売り上げノルマの板挟み。
知識が増え、わかればわかるほど、売れなくなるというのも
身をもって実感する今日この頃です。
余談でしたが、そう考えていると、
今ある、一般媒介契約、専任媒介契約、専属専任媒介契約という形も
なんだかいびつな形式に思えてきます。
高額な取引ですから、様々な規制があるのもわかりますが、
例えば転売目的であれば、中古車を仕入れて再販するカーディーラーのようなもの。
もっと消費者にわかりやすい仕組みがあればいいですね。
わかりやすくなれば、エンドユーザーが大量に流入し、消費が加速するのも想定されます。
宅建業法は日本独自の文化。
歴史でいえばエジプトから始まったとも言われる不動産業。
井の中の蛙大海を知らず。
視野をひろげることによって、見えてくるものあるでしょう。
もしかしたらヒントは世界にあるのかも知れませんね。
コロナで揺れる世界情勢。
比較的安心感のある日本の不動産へ投資が始まる傾向。
菅政権で期待される金融政策。
ジャブジャブマネーに期待しつつ、
私もクリーンヒットが打てるよう、
知恵とやる気を備えて、待ち構えていたいと思います。
それでは、また!!
コメント