１５年ぶり

賃貸管理に舞い戻り、はや４ヶ月経過です。
賃貸、しかも管理しか知らなかった私が、
賃貸仲介は勿論のこと、売買、建築、相続、そして投資分析と、
様々なジャンルのスキルを身に着けてからの、
賃貸物件のオーナーさんとのやり取りは、非常に楽しいです！

今までは、売買を知らないから・・・。
今までは、建築を知らないから・・・。
税制・相続・その他もろもろと、賃貸経営で飯を食べている
地主・投資家さん方々に、精神面で後れをとる場面が多々ありましたが、
今となっては過去の話。

様々に投げられるボールも、ほぼ打ち返すことが出来るようになった今、
難儀なオーナーさんも、愛らしいクライアントになります。

先日も、１５年ぶりの再会を果たしたオーナーさん。

作業着姿から勤め先従業員と分かったのでしょう。
奥様がビル１階事務所から私をみかけられ、お声掛けをいただきました。

「一緒に見にいっていい？？」と原状回復の室内を確認に立会います。
「もちろん、どうぞ！どうぞ！！」と、現場へオーナーさんをお連れします。

おそらく、見かけない下っ端風貌が見に来たので、監視も兼ねたのかと思います。ｗ

以前であれば、会話のなか、圧倒的チカラで上から抑えられていましたが、
なぜか楽しくキャッチボールができます。
心の中で、「ああ、自分も成長したのかな～。」と思うとともに、
時の流れと、自身の変化を感じます。

「あとで名刺ちょうだい。」と名刺交換を行うと、
オーナーの名刺には、
「特定社会保険労務士」と「海事代理士」の肩書が・・・。

「すごい・・・。素敵！(^-^;」

何の資格も無く、若気の至りとパワーで、
必死に働きまくっていたあの頃も、確かこの肩書を見た覚えが・・・。

知識も経験もない自分達からしたら、なにかと煙たいオーナーさん。
そうでは無く、逆に温かく見守られていたのを、今となって感じます。

私の名刺を眺め、この１５年で取り貯めた資格を見て頂いたのでしょうか。
吸いつくように、名刺を見ています。
帰ろうとすると、「ちょっと待って！！」と、事務所奥から
わざわざお茶を持ってきて、手土産に渡してくれました。🍵

以前お会いしていたころの私は、まだ２０代。
入社１年～２年目の若造だったのでしょう。
４４歳になったいま、お茶をいただけるという、ほんの些細な出来事。

「ようやく認められたのかな？」と心の声。

１５年の歳月を経て、必死に不動産業界に従事してきた自分、
そして変化してきた自分を、ちょっと褒めてあげたい！！
そんなほっこりな気持ちの一日でした。(*´ω｀)

それでは、また！！

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